【小説家になろう】ティタン アッズワースの戦士隊【感想】(ネタばれあり)(WEB完結済)
今回の紹介は、白色粉末様(小説家になろうでは黒色粉末様)の「ティタン アッズワースの戦士隊」について紹介したいと思います。
この作品はこんな人におススメです
・誇りや名誉というキーワードが好きな人
・英雄や戦士が好きな人
・時間逆行が好きな人
・泥臭く血生臭い戦闘シーンが好きな人
まずは作者様が掲載しているあらすじをどうぞ。
あらすじ
「戦いを!
戦いに次ぐ戦いを!
俺達は猛き風! 俺達は真紅の太陽!
ならば、ただ与えられるのを待つ事は無い!
名誉と栄光を――勝ち取らん!!」
嘗て北部の風の中、攻め寄せる闇の軍勢の前に立ち塞がった男がいた。
血と泥。肉と骨。鋼の掟と、そして雄叫び。
並居るクラウグスの勇者達の中でも数少ない、戦士の中の戦士と評されたアッズワースの大英雄。
彼と彼の戦友達の戦いが神話と成り果て、黴臭い伝説として誰の心からも忘れ去られた時、闇は再び北の大地に蠢き始める。
ならば
ならば彼は眠らない。
――伝説は蘇る。
主人公
国をも亡ぼす凶悪な竜に挑んだ英雄たちの中の一人。
ほとんどの英雄たちが戦死する中生き残り、戦後も邪悪な神の率いる魔物との戦の最前線で戦い続けた。
戦いの中で命を落とす直前、信奉する神の手によって救われ、300年の眠りにつく。
しかし、人々は神の手によって彼が救われたことを知らず、身を挺して国を守った英雄として祭り上げる。以後、長らく吟遊詩人の詩の定番ともなる。
並み居る英雄たちの中でも最強とも謳われた剣士。古い戦士団での叩き上げで育ったが故に、名誉や誇りを何より大事にする。
読んでみて
いかがでしょうか。
上記のあらすじを読むだけで熱い、非常に熱いお話なのだとわかるかと思います。
あらすじにもある通り、伝説に語られた英雄の一人が300年の時を超えて蘇り、対応するかのように胎動し始めた闇の軍勢と戦う英雄譚です。
主人公ティタンは、魔物と戦う最前線アッズワースでの戦いの最中で命を落としたかと思われましたが、信奉する神の手によって保護され遥か未来で目を覚ますことになります。
そこで彼が目にしたのは、すっかり腑抜けたアッズワースの姿。
変わり果てた戦士達の姿に落胆する彼ですが、様々な出会いを通じてアッズワースにかつての姿を取り戻させることになります。
魔物の軍勢、闇の勇者たち、闇の神々。
数々の強敵に対し、ティタンとその仲間たち、戦士団は勇敢に戦っていきます。
序盤から痺れさせる戦闘シーンの数々で、読んでいると本当に時間が経つのを忘れさせてくれると思います。
戦闘シーンだけでなく、登場するキャラクターたちも凄く生きています。ティタンが結成した戦士団、アッズワースの戦士隊の面々には特に注目です。
スリの少女や、新人の傭兵たち。彼らがティタンに扱かれ、一端の戦士となり、自らに誇りを持てるようになるまで成長する。
読めばとても心動かされるかと思います。
神が息づく世界が見事に表現されていて、熱い戦闘シーンに切ないエピソードと最初から最後まで飽きさせることなく一気に読ませてくれる作品です。
ぜひとも一読してみることをおすすめします。
作者である白色粉末さんは他にも作品を書いていまして、本作品の主人公であるティタンも元は他作品で登場しています。
いずれそちらの作品も紹介したいと思いますので、ぜひ読んでみてください。
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